檀研究室ゼミ:グループディスカッションの巻

檀研ゼミ

3年生の研究室配属から数か月が経ち、そろそろみんな自分のゼミに慣れた頃でしょうか?

先日、檀研ゼミでは、小峯研&山村研からの刺客を迎え、合同ディスカッション&プレゼン大会を行いました。

今回も通常通り、以下のような流れで行われました。

  1. 人数が均等になるように、二つのグループを作る
  2. それぞれ別の部屋に入り、ディスカッションを始める (自然に、あるいは立候補で、進行役・書記・タイムキーパーなどを決める)
  3. そのとき、各部屋に檀先生と石田さん(われらが万能秘書さん!!)のどちらかが付き、ディスカッションを静かに見守る
  4. 15~20分後、全員同じ部屋に集まり、プレゼンテーションタイムに移行。
  5. プレゼン後、檀先生と石田さんによる講評。それぞれ、プレゼンの総評と担当グループのメンバーひとりひとりを観察して発見したことについて述べる。(「みんなの話を促すのがうまい」「全体の流れをよんでまとめるのが上手」「言葉遣いがカジュアルすぎる」「ボキャブラリーが足りない」など)

今回のお題は、A)人間総合理工学科キャッチコピーを考える、B)不倫の否定派肯定派の2つでした。いつも課題は学生が提示します。今回は徳田くん。

A. 人間総合理工学科のキャッチコピーを考える 

私たちが人間総合理工学科に入り3年が経とうとしている。(中略)今までの学びを踏まえたうえで、人間総合理工学科のキャッチコピーを考えよ。(15min.)

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「いいのが決まったら実際に学科HPに採用するので、そのつもりでヨロシク」とういう檀先生の一言で両チームとも火がつきました。今まで学んできたことや、就職活動をはじめて社会から求められている人材と学科が掲げているコンセプトをすり合わせながら、キャッチコピーを考えていきます。「誰の心に響くコピーにしたいのか」「自分たちの強みはなんだろう」「文系と理系ってどういうもの?」など、さまざまな観点から考え意見を出し合ったあとに、それらの意見をまとめ、どういうプレゼンにしたら聞き手に伝わりやすいかを決めていきました。制限時間15分。

B.不倫否定派vs肯定派?

近頃、芸能人や議員において不倫騒動というものが目立っている。はたして本当に不倫は悪いことなのだろうか。

否定派、肯定派に分かれたうえで、各自の意見を述べよ (20min.)

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賛成派と肯定派のチーム分けをする際、檀先生が「はい、じゃあ不倫賛成のひと?」と聞いたところ誰も手をあげなかったので、ランダム指名で2つに分けました。なので、「賛成派」「反対派」は本人たちの信条とは関係ありません。

まず、「不倫賛成派(不倫はわるくないと思う」の学生さんは頭を抱え込みました。社会的にタブーだと言われているものに対してYESと言うための論理を筋道たてて作っていきます。結果、ずいぶんユニークな前提でしたが、妙な説得力のあるプレゼンをしてくれました。一方、「不倫否定派(不倫は絶対だめだ)」は苦戦。すでに社会で常識として受け入れられていることをあらためて議論することの方がかえって難しいのかもしれません。ちなみに、このディスカッション&プレゼン大会では、スマートホンでの検索禁止なので、分からないことを調べたりできません。「不倫否定派」は「法律違反だからだめ」という方向から攻めようにも、法律にかんして知識があやふやで議論が進みませんでした。普段から様々なことにアンテナをはっておくことが大切だと感じさせられた場面でした。

普段、滅多に真剣に議論することのないトピックでのプレゼンテーションのあと、学生の皆さんの顔には「むずかしい!そんなこと分からないよーー」と書いてありましたが、最後に檀先生がこんなことを仰っていました。

「自分とかけ離れたトピックが出た場合は、なるべく自分に引き寄せて身近な例に置き換えてみるのがコツです。アイディアが出やすくなって説得力がもたせやすいですよ。結婚してない皆さんがとつぜん不倫の是非を考えようとしても、想像が浅いところでストップしてしまいます。けれど、『自分の彼氏・彼女が浮気したらどうだろう?』『もしも両親にそんなことが起こったらどうだろう?』『結婚と恋愛のちがいは?』など、考えやすい距離まで、課題を引っ張ってくることを意識してみてください」

これから就職活動期突入で、自分の興味関心にかかわらず様々なトピックで話さなければならない3年生の皆さん!がんばってー:)檀研、小峯研、松永くん、おつかれさまでした。

(スタッフ 弘川)

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