速読英単語必修編シャドウイングセミナー
中大に着任してからというもの、一日中拘束のマッチョ系セミナー開催が癖になりつつある檀ですが、またやってしまいました。すなわち、
速読英単語必修編シャドウイングセミナー!
年の瀬の押し迫った12月21&22日の土日、朝から晩まで英語漬けというこのセミナー。内容は、Z会から出ている速読英単語必修編にある70の英文を全てシャドウイング可能にするという超ハードな企画でありました。当初は3日間の予定でしたが、参加者のモチベーションと講師のハイテンションの相乗効果により、なんと2日間で完了!23日は、参加者にステキな天皇誕生日をプレゼントと相成りました。
参加者は、「TOEIC700点を取らねばAがもらえない」という自治医大の修士2年生、ニチレイさんの社員2名、そして、人間総合理工学科1年生5名でありました。みなさんすさまじいモチベーションで、講師としても気が抜けない展開。
で、肝心の内容ですが、「心的辞書にない言葉は検索できない」というレヴェルトの教えに従い、まずは、全ての英文の内容を解説し、一度は読んで分る状態にいたします。つぎに、英文をテキストを見ながら聞いて分る状態にいたします。さらに、テキストを見ながら英語をシャドウイングいたします。最後にテキストを見ずにシャドウイングで締めとなります。ちなみに最後の音声のみのシャドウイングでは、こんな感じで↓目をつぶって音声に集中。寝ているわけではありません。
それにしても、なんと邪悪な講師の表情。
ちなみに、このシャドウイングとは、英語マスターの必殺兵器です。耳で聞いた英語の音声をその場で猿真似して口に出します。日本語では、「追い読み」とも呼ばれています。耳で聞いた内容をしばらくワーキングメモリー(音韻ループ)に保持しつつ、それを口に出さねばなりませんので、ウェルニケ、ブローカ領域総動員の超高負荷レッスンであります。はっきり言って、とても疲れます。
でも、その効果は絶大。私が曲がりなりにも英語を使えているのは、このシャドウイングのおかげ。さらに、当ラボ所属の久徳機構准教授もシャドウイングで英語をマスター。きわめつけは、武蔵野音大の篠塚先生で、なんと、35歳くらいからシャドウイングを始めて、40歳で同時通訳に!ただし、1日8時間、トラックの運転をしながらのハードトレーニングですが。
このシャドウイングに関しては、Z会の速読英単語必修編は最高にコスパの高い教材です。真面目にシャドウイングをやると、テキスト+CD<4000円で、TOEIC100点くらいは簡単に上がってしまいます。ふつうの大学生だと、TOEIC500点台なので、速単のシャドウイングに秘密のTOEIC仕上げ本を組み合わせれば、700点くらいになっちゃいます。
でも、「真面目にやれば」の話です。具体的には、このあと、シャドウイング100回です。
それにしても、2日間で70の英文を頭にたたき込むのは、至難の業。達成者のがんばりに拍手!
さすがに、これだけがんばると、賢そうな表情になりますねえ。きっとみなさん、1年以内にシャドウイングの成果でTOEIC700点を達成することでしょう。
なお、今回逃した人にもチャンスはあります。共同研究者から要望があるとホイホイとセミナーを開いてしまいますので、その際に学生さんも便乗可能です。人間総合理工学科の学生さん優先ですけど(と言ってもなかなか来てくれなかったりして・・・)、ご関心あらば、ご一報くださいね。善処いたします。
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2013/12/24