サイエンスセミナー2015

講義&セミナー

8月21日、2015年度中央大学サイエンスセミナーが開催されました。

中高生を対象に毎年行われているこのセミナーはとても人気が高いらしく、なんと抽選で参加できるかどうかが決まります。今年の倍率は約3倍だったそうで、参加者の中には「応募し続けて3年目でようやく抽選に当たりました」という方もいました。さて、そんなサイエンスセミナーの中身はどんな感じだったのでしょうか?

1.  開会式 & 昼食

大会議室で開会式のあと、みんなで食堂に移動し昼食をとります。檀ラボチームは、この時間をつかって参加者のみなさんに自己紹介をしてもらいました。名前・出身校・学年・興味のあることや特技。水球、バレエ、調理、合唱など、今年も多才で好奇心旺盛な皆さんが来てくれました。中央大学受験を視野に入れながら、「テーマが気になった」「大学の教授のレクチャーが受けられるっておもしろそう」と話してくれた学生さんもいました。

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2.  学科紹介 & レクチャー

まず、イントロダクションとして人間総合理工学科の理念や教授全員の各研究分野についての説明があり、そのあとレクチャーに移りました。この日のレクチャーのお題は「脳は世界をくまなく見ているか」でした。例えば、自分の目が見ている世界と、全体的にピントがくっきりと合った写真は、同じなのでしょうか? ちがうのであれば、どのようにちがうのでしょうか? これについて考えるには、まず眼の構造や脳のしくみについて理解しなければなりません。難しい内容ですが、すぐにできる簡単な実験をとおして、楽しく理解できるレクチャーとなっていました。

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3. ワークショップ

次は、レクチャーで学んだ内容をふまえて、盲点補完の図を自分たちで作ってみるワークショップです。ペアになって、案を出しながらパソコンで図を作成してもらいました。この日、人間総合2年の国分さんと3年の徳田くんがお手伝いとして参加してくれたのですが、実は2人とも檀先生の必修科目「認知脳科学」の課題で盲点補完の図を作成したことがあり、参加者の皆さんに的確なアドバイスをしてくれていました。さすが先輩!頼もしいですね。

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4. プレゼン

作成したあと、皆さんには自分の作品について発表してもらい、檀先生が講評しました。盲点のしくみをうまく使った挑戦的な作品や、ユーモアに溢れた作品など、皆さんとてもうまく出来ていました。

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5. 閉会式 & Tea Party

最後に、大会議室で閉会式がありました。そのあと、お菓子や飲み物を片手に感想について話してもらいました。「脳のこととかテレビでたまにやっているけど、今日はそれ以上のことが学べてとても興味深かった」「難しい内容だったけれど、説明がとても分かりやすく面白かった」「脳について興味がわいた」など、皆さん楽しんでくださったようで良かったです。ご参加くださった皆さま、ありがとうございました。また来年も、たくさんの中高生の皆さんにお会いできるのを楽しみにしています。(弘川)

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