心理特性による消費者のセグメンテーション

サイコメトリクス

これまでのマーケティングは年齢、収入、教育レベル、就業状況、居住地域などのデモグラフィクス(人口統計学データ)によって消費者を 細分化していましたが、サイコメトリクス・マーケティングでは心理特性によって消費者のセグメンテーションを行ないます。たとえば、新規指向性、保守性といったよく使われる心理尺度によるセグメンテーションだけでなく、オリジナルの心理尺度を作ることも可能です。ただし、その作成にはそれなりのノウハウの習得が必要です。なお、もちろん、通常のデモグラフィクスによるセグメンテーションも可能です。

といっても、心理特性による消費者セグメンテーションが万能というわけではありません。むしろ、実際にはキレのあるセグメントが得られる場合は少ないと言った方が適切かもしれません。であるが故にこそ、切れ味のよいセグメントが得られたときの旨味は大きいとも言えるでしょう。

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