回文短歌4:過ごす老い

ゆるゆる 回文短歌

今回は回文短歌作成の奥義に迫ってみましょう。

過ごす老い 恋仲泰し 水面にも 波静やかな 憩いを過ごす
すごすおいこいなかやすしみなもにもなみしずやかないこいをすこす

回文短歌においては、「意味のある文章を作る」ということがまず難しいわけですが、逆に言えば、意味的整合性を保ちさえすれば、それなりの世界は構築でき るとも言えます。なにはともあれまずは「ベタ」です。なんせ、技術的に困難なのは明白なので、希望的観測としては、読者が「あ、意味が通じてる。しかも、 回文だ。すごい!」と思ってくれれば、めでたし、なのです。

More from this site

  • 回文短歌2:暗い彼回文短歌2:暗い彼 回文短歌第二弾はこちらです。 暗い彼 この日頃より まだじらし 溜まり喜び 残れ快楽 […]
  • 回文短歌7:鬱憂う回文短歌7:鬱憂う どうにも夏の終わりは、気が滅入ります。今年も、夏休みの宿題が思うように進まず、気の重い日々が続いています。小学校以来、次々と形を変えて毎年 […]
  • 回文短歌3:夜の罪回文短歌3:夜の罪 本来、このホームページは研究用のコンテンツが中心になるはずでした。特に、一般の皆様へ、私どもの研究内容を分かりやすく魅力的に解説する、サイ […]

« »