回文短歌6:ブヨ襲来
回文短歌と銘打っていましたが、どうも格調が維持できていません。この展開では、回文狂歌と改名した方がよろしいようです。常に世紀の傑作を狙ってはいる のですが、なんせ意味が通じて形になるだけでも難しいわけなので、ついつい日常的な題材が頻出してしまうわけです。そのようなわけで、今回は、田舎暮らし の負の日常、ブヨの襲来がモチーフです。
ブヨ舞ってれば、叩き取る。この印 残るとき 多々腫れて 妻呼ぶ。
ふよまつてれはたたきとるこのしるしのこるときたたはれてつまよふ
田舎暮らしを始める前は、ステキなお庭でティータイムなぞという洒落臭い夢を人並みに描いていたのですが、そのような妄想は、全長3mmに満たない小さな 虫の脅威の前に、もろくも崩れ去りました。小川の両側に広がる谷津田を挟む里山、それはブヨの理想郷。わずか一噛みで、足首は象足に。顔が刺されれば、ほ ぼDV状態。昔は、敵対視していたステロイド剤も、今は大切なお友達。
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2013/06/06