実力主義:3年生の認知科学・健康科学実習
毎週火曜日3-5限、なにやらスーパー実力主義の講義が行われているという噂を聞きつけ、見に行ってまいりました。いま檀先生が担当されている『認知科学・健康科学実習』です。(後半は大橋先生がご担当されます)
70名ほどの学生さんがPC室にぎっしりと入り、モニターを見ています。
授業の流れは以下のようになります。
- 毎回授業でテーマをだされる。そのテーマの中から自分なりに課題や研究ポイントを見つけ出し、統計を駆使して解析し、結果をレポートにまとめる。そのレポートは次の授業までに提出。
- 提出されたレポートのなかから、優秀者20名が選ばれる。
- プレゼンバトルA: 次の授業で、優秀者20名は、全員のまえで自分の課題について2分間プレゼンをする。
- プレゼンバトルA: そのプレゼンを、檀先生と助教の遠藤先生が採点・講評し、上位者5名にしぼる。
- プレゼンバトルB: 採点者に統計エキスパートの久徳先生が加わり、上位者のなかから最優秀者(クイーンorキング)を決めます。
写真上: 前回のクイーンと今回のクイーンによるプレゼンバトル
写真下:「クリエイティブでマニアックなうえにきちんとしている」と檀先生が評した神谷さんのプレゼン
そして、このあと「神クラス」と「その他」に分かれます。
初めにプレゼンをした優秀者20名は、「神クラス」に配属され、広々としたスカイツリーの見えるラウンジで、好きなドリンクを飲みながら、自分のペースで次週にむけて課題に取り組みます。
それ以外の皆さんは、コンピューター室でみっちり遠藤先生のレクチャーを受け、次の課題に備えます。(「神クラス」の学生も、希望すれば受けられます。出入り自由)
この待遇の差!
しかし、不公平というわけではありません。課題の出来によるクラス分けなので、誰にでも公平にチャンスがあります。実際、「神クラス」は頻繁にメンバーが入れ替わるようです。
最初にも書きましたが、このクラスでは、学生さんが統計を駆使して課題に取り組むので、もちろん統計スキルが身につきます。また、それに加えて、「自分で問題点をさがし、解決法を見つける」「ある基準のなかで評価をしてもらえるように努力する」「認めてもらえた結果、良い環境を与えられる」など、のちに社会に出て仕事をするときに必要な考え方や向上心も身につけられるクラスだと思います。
みなさん、忙しい学生生活のなか毎週大変かとは思いますが、がんばってください!(弘川)
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2016/11/08